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「現場が変わる!徹底3S研修&工場見学会の貴重な質問と答え」

投稿日時:2025/09/17(水) 10:20rss

9月16日、弊社にて「徹底3S研修&工場見学会」を開催いたしました。

当日は、多くの皆さまにご参加いただき、実際の現場をご覧いただきながら
3Sの実践を体験していただきました。

見学の中では、参加者の方々からたくさんの貴重なご質問をいただきました。

その場で弊社の具体的な事例を交えながらお答えさせていただいたのですが、
せっかくの学びをこの場限りにするのはもったいないと感じました。

そこで今回は、その質疑応答の内容をこちらでも共有させていただきます。
皆さまの現場での取り組みのヒントになれば幸いです。

 

Q&A

1. 3S/整理整頓による安全性向上の効果はあるか?どのような点が改善されるか?
 

  • 3S(整理・整頓・清掃)を徹底することで、安全性は確実に向上します。

    まず、不要なものを排除し、必要なものを所定の位置にきちんと整えることで、
     

  • 転倒や接触といった事故の大幅な減少
     

  • 探し物の削減による作業効率と集中力の向上
    といった効果が得られます。
     

  • さらに、整理整頓を日常的に実践することで社員の「気づく力」が磨かれ、
     

  • 危険の予兆を素早く察知できるようになる
     

  • 感性が高まり、事故を未然に防ぐ習慣が根づく
     

  • その結果、工場内だけでなく、車両運転においても事故率が大きく低下し、実際に「ほとんど事故が起きなくなる」という実績につながっています。
     

    もちろん導入初期は大変であり、一定の努力や犠牲を要します。しかし、
    その困難を乗り越えることができれば、「安全・効率・人づくり」
    すべてに大きな成果をもたらす活動
    となります。

     

    といった、人材育成面での効果も期待できます。


2. (整理に於いて)半年間使用しなかった物品は捨てるべきか?保管・廃棄の基準は?

 

  • 「半年間使わなかったから捨てる」という一律の基準だけでは適切な判断はできません。

    物品にはそれぞれ使用サイクルがあり、たとえば年に一度は必ず使うものは、半年以上未使用であっても廃棄すべきではありません。

     

    したがって、 自社の業務内容や使用頻度に基づいた保管・廃棄の判断基準を設けることが重要 です。

    そのうえで、日常的に使わないものは現場からできるだけ遠ざけ、必要に応じてすぐに取り出せる場所へ保管するのが望ましい運用です。

     

    つまり、

  • 使用サイクルを把握して自社基準を作ること
     

  • 現場には使用頻度の高い物品のみを置き、低頻度のものは別途保管すること
     

  • この2点を徹底することが、効率的で無駄のない整理につながります。




枚岡合金工具株式会社
古芝保治
 

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開催日 2025年10月29日(水)~10月31日(金)
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個人プロフィール

1949年3月 大阪市生まれ。桃山学院高校卒業後、30年間自社の金型設計・製造に携わるかたわら1983年より自社の販売・受発注管理システム独自に開発2001年よりISO9001工程認証システム等統合管理ソフトを開発。現在、金型の他、現場のアイディアを生かした「デジタルドルフィンズ」事業を立ち上げ...

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