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2006年11月04日(土)更新

INF全国大会・分科会での古芝メモ

パネルディスカッションのパネラーとしてメモを取った内容を
アップします。議論の流れを入れると膨大な量になるので
エッセンスのみ記載しました。
   テーマー 「気づきとIT経営」
モデレーター
永井昭弘様(東京都) 株式会社イントリーグ 代表取締役社長兼CEO 
今回分科会に先立ちアキュラホームの小林様、枚岡合金工具古芝社長と
協議の場を持ったが、まったく違う時間と場所で「気づき」の重要性につい
て触れられていた。これはITと経営を語って頂く上で一つのキィーワード
となる認識を得た。
IT経営を推進する上で気づきを得るためにも整理・整頓・清掃は避けて通
ることは出来ないと認識しました。

夏目健夫様(千葉県松戸市) 経済産業省商務情報政策局情報化人材室 室長 
今大会の主催者であり、このパネルディスカッションを政策に活かして行きたい。
平成16年度より「IT経営百選」の制度をつくり全国の中小企業のIT経営の
成功事例を認定し、認定企業には成功事例を紹介して頂きたい。
IT経営百選事例についてはHP等で「IT経営応援隊」とキィーワードを入れて
頂ければ必ずヒットするのでご覧頂きたい。
これまでIT経営百選271社の実践事例が集まり、今後も1000件の成功
事例を収集するとともに、サポート出来る仕組みを金融機関、ベンダー、
ITCの皆さんと地域連携で取り組んで行きたい。
またIT経営マイスター制度もIT人材育成の面から検討をしている。
来るべき少子高齢化社会、環境問題、安全で安心な社会実現に対応してゆく
ためにベンダーの方、ITCの方の中小企業のIT経営の面でサポートをお願い
したい。
永吉一郎様(兵庫県神戸市) 株式会社神戸デジタル・ラボ 代表取締役社長
震災の年に創業し初年度は、マイナス500万円、今期13億円である。
ベンダーの立場から見て、今日は皆さんがお客様に見える(笑)
仕事をしていて一番困るのは、発注する立場の人が「あそこが成功しているから
同じものを導入して」と言って来ること。すなわち何がやりたいのかテーマ性が
ない経営者が圧倒的に多いことです。

井門良貴様(東京都中央区)(ido yoshitaka)   株式会社フライ  常務取締役
ITCインストラクターとしてITCの皆さんの研修のカリキュラムを作成した張本人です。
毎年このINFのパネラーとして参加させていただき、多くの中小企業のIT経営
の成功事例が蓄積されつつある。
IT投資の成功コツは、「こうないたい!目標のイメージがはっきりしているか」
「どうしたいのが見えない事例がよくあります。」
「明らかな成功イメージを社員の中に浸透させること、発見と共有が重要」
「気づきの中でもコミュニケーションによる気づきが重要であり、共通認識の
ツールとしてバランススコアカードがあり、経営革新を進めるためにITが存在
するが、ITC研修でも「気づき」をキィーワードしています。

小林秀敏様(埼玉県さいたま市) 株式会社アキュラホーム管理本部システム課長
気づきには2つあり
1番目は、「社長はアイディアマンであることです。」経営者の閃きや気づきを
パブリシティーカンパニーとしてブラシュアップして昇華させています。
2番目は「コミュニケーションによる気づきです。」システムエンジニアとして
20年間やってきたきたことは「気づき」です。社員教育を受ける立場と教える
立場から「気づき」のツールを開発中

弊社
「気づき」、ではどうしたら「気づく」ことが出来るのか?
それらは、掃除をすること。特にトイレ掃除をすることです。
経営者会報ブログ・弊社の11月1日工場見学会のページをご覧頂ながら
http://hiraoka.keikai.topblog.jp/blog/100/10002347.html
弊社では、床に這いつくばって床磨き床掃除の体験をして頂きます。
場を清掃し綺麗にすることにより、その場所からプラスエナジーが発せ
られます。掃除をする人も気づきのパワーが増幅してゆきます。
それが、ものづくりの現場でも活かされる「気づき」パワーを頂けるのです。
3S活動とITは別物ではなく、情報化を進める中でも情報の整理・整頓・清掃
が重要で切っても切れない関係にある。

「IT導入の評価、再投資」について
ISO9001品質マネジメントシステムのなかで経営資源・インフラストラクチャ
としてデジタル機器管理規定があり、機器の監視・測定と年2回内部監査、
年1回の外部監査、マネジメントレビューへのインプット、アウトプットなど
経営資源の見直しを行っています。
それを基にして継続的改善できるよう経営計画の策定作業を社内の各部署で
2ヶ月間かけて審議行っています。

(パネルディスカッションでの私の答えは、ピントが少しずれているのを
話し終わった直後感じました。)
まだまだパネラーとして場数を踏まなければと実感しました。


終了後、モデレーター永井社長さんから社員も含めて工場見学研修の
要請を頂きました。
このような機会を頂いたことと、ご縁に感謝します。

【経営会報ブログ】

【久米信行】氏
【ツキを呼ぶ「経営革新」成功のポイント】
【枚岡合金工具㈱】
【デジタルドルフィンズ】
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