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2006年05月01日(月)更新

「私の座右の書」

今から8年前の1998年10月に松下幸之助氏の愛弟子で
あり松下の社員以外でPHP研究所入所第一号の前岡宏和先生
に薦められて手にしたのは、「成功への情熱」稲盛和夫著
でした。

そこの序文には、
「人間として正しい事を追求することをベースにして経営」
「私は人生の本当の意味、経営のあるべき姿を真剣に考え、
自分なりの経営哲学を確立してきた。そして、それを社員と
共有する事に今日まで最大の努力を払い続けている。」
と記され、そのときアンダーラインを引いていました。

これこそ自分が経営の素人として追い求めてきた本物ではないか。
人間愛をベースにした理想的な軸がぶれない企業経営を目指そうと
決意を新たにした瞬間でもありました。

「成功への情熱」著を読むだけではなく、実際の日々の行動の中に
落とし込み、一つ一つ行動しながら体で覚えるように学んでゆきました。
いつしか、このような素晴らしい考え方や生き方は自分だけに留めるのは
「もったいない」
大勢の人に是非知って貰いたいとの思いが募り、
翌年には、社内報「ひらおかタイムス」をカメラマン兼ライター兼
編集係りもかねて毎週発行をしはじめました。
その一節ごとの内容と社内の3S(整理・整頓・清掃)先進の活動事例について
も情報発信してゆきました。
 3S活動は、「守ることを決めて、決めたことを守る」企業文化を
創造する活動でもあります。
本書を読んで学んだことを3S活動の中で、行動を通じて検証し、学び
身につけて来た過程でもありました。

稲盛和夫氏のこの本に巡り合え、今の”枚岡スピリッツ”がさらに進化して
生まれ変わってゆく契機になった、「座右の書」でもあります。
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