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2026年03月01日(日)更新

デジタルドルフィンズ誕生以前の物語    ~第2回 一台のオフコンから始まった挑戦~

このたび「ありがとう新聞」2026年3月号(第230号)を発行いたしました。
今月号の内容をご紹介申し上げます。

【今月号の主な内容】

■ 仮想の自動倉庫をつくった日 ドルフィンズ誕生物語 2 

1.1983 年 4 月。社内に一台の機械が運び込まれました

  オフコン導入 ― 静かに始まった業務革命

2.やがて、ある疑問が芽生えました

  世界初の簡易言語との出会い ― 「EPOACE」が拓いた可能性


3.「ないなら、作ればいい」

   限界への挑戦 ― 仕入・在庫・給与へと広がる内製開発


4.ある過程で、忘れられない気づきがありました。

   原風景の確立 ― デジタルドルフィンズ思想の礎

■ デジタルドルフィンズ(D.D.)展示会のお知らせ

■ 新潟3S 10周年発表大会のご案内 3月14日(土)

■ あとがき
 

「ありがとう新聞」ダウンロード版 

https://digitaldolphins.jp/special/arigato/img/arigato_2026-03_vol.230.pdf

デジタルドルフィンズ誕生以前の物語

   ~第2回 一台のオフコンから始まった挑戦~

2003年、弊社が開発した情報管理システム3デジタルドルフィンズ」が誕生しました。

それから丸23年。お陰様で現在では、製造業・サービス業・教育・行政など幅広い分野において、一部上場企業から中堅・中小企業まで、240社の皆さまにご導入いただき、日々の現場で活用され続けています。


AIやIoTといった技術革新が急速に進む時代の中で、

4デジタルドルフィンズはこれからどのような進化を遂げていくのか。

そして、「何が正解だったのか」を語れるのは、きっともう少し先のこと…。

だからこそ今、その誕生の原点と歩みを、数回に分
けて振り返っています。5<→第1回はこちらをクリック>

1. 1983 年 4 月。社内に一台の機械が運び込まれました

    オフコン導入 ― 静かに始まった業務革命

それは、FACOM 9450-2(PANAFACOM C-280)。手書きが当たり前だった事務の世界に、
静かに、しかし確実な変化をもたらす存在でした。
最初に着手したのは、販売管理の仕組みづくりでした。売上入力、入金入力、納品
書・請求書の発行、売掛管理、月次繰越処理。当時の業務の流れを一つひとつ確認
しながら、“枚岡方式”に基づき、現場で使える形にプログラムを組んでいきました。

ペンと伝票に支えられていた仕事が、少しずつ機械へと置き換わっていく…。

それは「効率化」という言葉以上に、仕事
の未来が動き出す瞬間でした。こうして、

弊社のオフィス・オートメーションは、静かに走り始めたのです。 

2,やがて、ある疑問が芽生えました

    世界初の簡易言語との出会い ― 「EPOACE」が拓いた可能性

「この仕組みは、いったい何でできているのだろうか?」

調べていくうちに、このシステムが、BASIC や COBOL でなければ難しかった事務処理を、表形式で扱い、入力画面を自由に作り変え、データを参照し、転記することを、

驚くほど少ない労力で実現する世界初の簡易データベース『EPOACE』に

よって構築されていることを知りました。

その仕組みを知りたくて、ノートを開き、実行プログラムを一行ずつ、
すべて書き写していきました。

理解したい一心で、ただひたすらに…。

同時に、基礎から学ぶため、富士通様が開催していた「EPOACE」初級・中級・上級(各 2 日間)の講習会にも通いました。

簡単な練習問題から始まり、少しずつ形になるプログラム。

学びは、日々の業務と直結していたからこそ、驚くほどの速さで
身についていきました。

中級・上級クラスになる頃には、他の受講者の質問に答えるサポート役も務めさせていただくようになっていました。

しかし、当時のオフコンには一つの限界がありました。

それは、販売管理はできても、仕入管理ができなかったことです。 

3「ないなら、作ればいい」

      限界への挑戦 ― 仕入・在庫・給与へと広がる内製開発

売上管理で得たノウハウと、講習で身につけた技法を総動員し、仕入入力、支払入力、買掛台帳、支払予定表、各種帳票出力を備えた仕入管理プログラムを、自ら開発しました。


さらに、在庫管理、決算棚卸処理、そして、母が手書きで行っていた給与計算や年末調整のプログラムまで手がけ、実務で使いながら、何度も手直しを重ねていきました。 

4,ある過程で、忘れられない気づきがありました。

         原風景の確立 ― デジタルドルフィンズ思想の礎

一度入力したデータが、取引先ごとや用途ごとに自動で転記され、積み上がっていく…。

それは、まるでデータが立体的に保管され、必要な場所へ次々と運ばれ
ていく「仮想の自動倉庫」を手に入れたような感覚でした。


一度だけの入力動作が、自動で何度も働く。その仕組みが、業務スピードと正確さを、劇的に変えていったのです!


こうして、オフコン黎明期において、基幹業務を外注に頼ることなく、常に現場で考え、試し、直しながら、社内で育てた独自のシステムがどんどん形になっていきました。


この時の経験と感動こそが、やがて誕生する 「デジタルドルフィンズ」の全体的な思想や詳細設計の思想を、静かに、そして確かに支える“原風景”になっていったのでした…。<つづく> 

デジタルドルフィンズ(D.D.)展示会のお知らせ

7【名古屋】ものづくりワールド
2026 年 4 月 8 日(水)~4 月 10 日(金)
ポートメッセ なごやにて開催

8【大阪】スマート工場 EXPO
2026 年 5 月 13 日(水)~5 月 15 日(金)
インテックス大阪にて開催

9■ 新潟3Sネットワーク 10周年発表大会のご案内

日時:2026年3月14日(土)13時15分開場 13時30分~16時45分

場所:新潟ユニゾンプラザ特別会議室

詳しくはこちらをご覧ください。10>>>

<<< 編集後記 >>>

 本稿で描かれているのは、単なるシステム導入の記録ではありません。

FACOM 9450-2との出会い、そして世界初の簡易データベースEPOACEと

の邂逅は、手書き文化に支えられていた現場へ、静かな変革の灯をともしました。

 印象的なのは、外部に委ねるのではなく、「理解したい」という純粋な情熱から、プログラムを一行ずつ書き写し、学びを自らの血肉にしていったことでした。

 販売管理システムを解析して仕入・在庫・給与管理システムへと広がる内製開発の歩みは、効率化を超え、「仕事の構造そのものを再設計する挑戦」でした。

 一度の入力データが何度も活用して働くという発想は、業務を平面から立体へと進化させる思想でもあったのです。

 現場で考え、試し、直し続けた経験は、やがて生まれる「デジタルドルフィンズ」の思想的原点となりました。

 本記事は、技術の物語であると同時に、人の情熱が未来を動かすことを教えてくれる一章でもあります。

 

 次号では、1987年に Apple Inc. の Macintosh(マッキントッシュ)と出会い、驚異的で、誰もが直感的に使いこなせるユーザーインターフェイスとの物語を追ってまいります。

 

枚岡合金工具株式会社
古芝保治

 


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【名古屋】ものづくりワールド

開催日 2026年4月8日(水)~4月10日(金)
会場 ポートメッセ なごや
 

【大阪】スマート工場EXPO

開催日 2026年5月13日(水)~5月15日(金)
会場 インテックス大阪
 

【東京】ものづくりワールド

開催日 2026年7月1日(水)~7月3日(金)
会場 東京ビッグサイト
 

【東京】製造業DX EXPO 2026 夏

開催日 2026年9月30日(水)~10月2日(金)
会場 東京ビッグサイト
 

【大阪】ものづくりワールド

開催日 2026年10月7日(水)~10月9日(金)
会場 インテックス大阪
 

【名古屋】スマート工場EXPO

開催日 2026年11月25日(水)~11月27日(金)
会場 愛知県国際展示場 (Aichi Sky Expo)
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