枚岡合金工具株式会社

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

１０年前の3月11日は、東京都墨田区の浜野製作所さんの
３階研修室で東京３Sネットワークの第2回例会・「整理」
の講義中に東日本大震災に遭遇いたしました。

激しい揺れが５分ほど続き、収まったかと思った直後に
５分間ほどの激しい揺れがさらに2回も続きました。

３度目の激しく続く揺れで恐怖に怯え、床に座り込む
研修生もいて、外に目を向けると工事中のスカイツリーを
背景に墨田区の下町の家々が交互にゆくりと揺て居ました。

講義の時間の針は止まったかのように映りました。

午後３時過ぎからの研修を取りやめ、社外研修のみなさんに
帰宅指示を出し、午後３時１５分に例会を参会とさせて
いただきました。

その後の震災被災対応は、当時のブログで　＞＞＞　https://hiraoka.keikai.topblog.jp/blog

墨田区八広から錦糸町まで川端社長と徒歩移動し、
吉野家の牛丼をご馳走になり、小学校に避難するか
それとも予約している東京駅発ー伊勢行の夜行バスに
乗車するかの選択肢があり、バス運行会社に連絡すると
予定通り運行を予定します。との回答を受けて
東京駅まで徒歩移動することになりました。

錦糸町のスポーツショップでジョギングシューズを
購入し、履き替えての移動となりました。

夜の９時半頃に東京駅に到着し、携帯電話は全く繋がらす
公衆電話に並ぶこと３０分。
バス運行会社に電話すると八王子の書庫を出発していますので
到着までお待ちくださいとのアナウンスでした。
しかし、震災で首都高は閉鎖されており大渋滞に巻き込まれのか
午後１１時半を回っても伊勢行きの高速バスは来ませんでした。

これはあかんわと思い、対応を切り替え東京駅に向かいました。

東京駅の改札は、フリーパス状態で、コンコースは避難されてこられ
人で溢れかえていました。
浜松行きの最終新幹線が出るとのアナウンスがありましたが
先々のことを予測すると宿の手配に移動コストが余分にかかることに
なり取りやめました。

奇しくも東京フォーラムを臨時避難所にします～のアナウンスに誘われるまま
雑踏整理のための長い行列に並び相田みつお美術館の側を巡回する
コースを折り返し、折り返し、階段の上り、案内されたところは、大会議室の
周囲のロビー空間でした。

幸い伊勢修養団の研修に行く準備があったので重ね着をして
７０Lのゴミ袋の上にコートを床に敷いて休息を取り、家族に無事を伝える
ブログを書いていました。

翌朝は、午前５時に現場を撤収して午前６時始発の新幹線で名古屋に行き
近鉄で伊勢に向かいました。
名古屋駅売店で購入した新聞記事で見た衝撃的な記事と写真は、今でも
忘れることは出来ません。

あらためて被災されたみなさんの物心両面の復興をお祈りいたします。



「天災は忘れた頃にやってくる」（寺田寅彦先生）
備えあれば憂えなし
震災の教訓を今後の減災に生かして行きたいですね。
 

枚岡合金工具株式会社
古芝保治

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　映像「ビッグインタビュー」

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